取調べの際の注意点
1 記憶のとおり供述(きょうじゅつ)する
犯行時刻を供述する場合に、記憶では昼頃のときは、「昼頃」と供述しましょう。
「話があいまいだと、印象が悪い。」と思い、無理矢理「12時」と供述し、防犯カメラでは13時30分の場合、供述した内容は、客観的な事実と1時間半もずれており、 供述内容の信用性が下がります。
一般の社会では、説得力は、口調の勢いで決まることが多いですが、法の世界では、客観的な事実との整合性で決まることが多いです。
ただ、事件によっては、完黙(かんもく。完全黙秘。)や、一部黙秘すべき場合があり、否認(ひにん)事件でも、認める部分と否認する部分がある一部否認のことがあり、何でもかんでも常に記憶のとおりしゃべればよいとも限りません。
その辺りの細かい弁護方針については、弁護士とよく相談しましょう。
2 供述調書を読み、修正してもらう
調べの最後に警察や検察から、供述調書にサインしてハンコを押すよう言われます。
このとき、調べが何時間も続いて疲れていますので、供述調書を読むのは面倒です。
自暴自棄(じぼうじき)になっているかもしれません。
ですが、よく読みましょう。
なぜなら、いったんサインしてハンコを押すと、後の公判で、その内容をひっくり返すのは難しいからです。
公判では、
検察官「調べの最後に調書の内容を確認させられましたか?」
被告人「はい。」
検察官「これは、あなたの署名押印ですか?」
被告人「はい。」
検察官「検察官からは以上です。」
という被告人質問があるだけです。
ゆっくり、自分のペースで調書を読みましょう。
記憶と違っていることが書いてあったら、遠慮なく、違っているから直してくださいと頼みましょう。
通常、直してくれます。
言い間違い、聞き間違い、書き間違いなどいろいろな理由で記憶と違うことが書かれている可能性はあります。
初対面の人どうしですから、うまくニュアンスが伝わらないことはあります。
方言も、相手が地元の人でない場合、伝わりません。
木更津で「そんじゃ、おいねっぺよ。」は、「それは、いけません。」という意味の方言ですが、全国的には「そんじゃ」は損保ジャパンという保険会社の略称であり、取調べの担当者が地元の人でない場合、伝わりません。
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